最近で、テレビで催眠術師が芸能人に催眠術をかけたりしています。
多くの芸能人が、ころころと催眠術の餌食となり操られている姿は異常にも思えます。
したがって、テレビ番組での催眠術は、ヤラセだという人もいます。
テレビ番組の催眠術はヤラセなのか
例えば、催眠術にかかって、目が開かないとか、椅子から立てないというレベルであれば、演技力がある俳優さんや女優さんでなくても、本当は催眠術にかかっていなくても、かかったフリをすることができるでしょう。
音楽がかかると踊り出してしまうぐらいであれば、それほど恥ずかしいことでもなければ、つらいことでもないので、自分の芸能界での立ち位置などを考えて、周りの空気を読んでかかったフリをしておこうというのもあるでしょう。
たとえば、ワサビが抹茶アイスになりますと言われて、かかったフリをして、ワサビを平気な顔をして食べられる人は、相当の俳優魂、女優魂がある人でしょうけど、これも根性でどうにかなるという問題でもないでしょう。
こういったような催眠暗示の場合で反応している場合は、ガチにかかっているケースが多いのでしょう。
しかし、最近では菅田将暉さんが催眠術師の催眠術に全くかからなかったり、どっぷりとかかって信じられないことをしてしまう芸能人もいる一方で、全く催眠術にかからないという芸能人もいます。
催眠術といっても、万能ではありません。催眠術師の技量や、その場の雰囲気などもあるでしょうが、いきなり初対面で、たとえば、あなたはゴリラですと思わせて、ゴリラになりきらすようなことができる人の割合は、それほど高くないでしょう。
そこまでできる人の割合は、だいたい10%~15%、多く見積もっても20%ぐらいなのではないでしょうか。
もっとも、監禁でもして、じっくり時間をかけて催眠術を使うのであれば、変わってくるのでしょうけど、催眠術も人によって違います。
まったくかからない人もいれば、目が開かないとか椅子から立てないぐらいは反応するけど、踊りださなかったり、レモンが甘くならなかったりという人もいるでしょう。
レモンは甘くなったけど、ゴリラにはならない人もいれば、自分はもうゴリラだと思い込んでゴリラになりきってしまう人もいるでしょう。
つまり、芸能人それぞれが個々の判断でフリをしている可能性もあるので、テレビでの催眠術は全くのウソでもなく、全部がガチというわけでもないでしょう。
少なくても、かかってしまった人が、かかってないフリをすることはできないでしょうし。
催眠術って魔術なの?
催眠術と聞いてイメージする言葉をあげてくださいというと、怪しい、オカルト、魔術などという言葉がでてきます。
しかし、催眠術は心理学的、科学的に証明されているもので、オカルトでも魔術でもありません。
人間では普通に生理的に起こってしまう現象を、あたかも人間の心理をついて、催眠暗示によって起こったように見せかけ、催眠術にいれていくのです。
催眠術にすごくかかりやすい人と、かかりにくい人がいます。
かかりやすい人は、前にかけられた催眠術師が目の前にきただけで、目がとろんとした感じになるといいます。
一方、かかりにくい人でも、催眠術のかかりやすさ、かかりにくさは、その時の環境によって違ってくるのです。
催眠術と洗脳
催眠術というと、カルト教団の集団催眠といったイメージを持っている人もいるかと思いますが、人間は催眠術によって洗脳されてしまうのでしょうか。
正確には催眠術と洗脳は違うものです。
しかし、一時的であるにせよ、催眠術師に心酔し、なんでも素直に従ってしまうという変性意識の中に置かれるのは事実であり、催眠術はスパイを作るのに優れた手法だとも言われています。
実際に、催眠術ショーなどで多くの人が集団催眠におち、催眠術師の意のままになっているのをみると、こうした力をうまく利用して、催眠術をかけつづければということも容易に想像がつきます。
事実、催眠術をつかった犯罪も多く起こっています。
催眠術にかかりにくい人であっても、監禁されて外部から遮断され、寝かしてももらえず、1日中催眠暗示の言葉をかけつづけられたらどうでしょうか。
催眠術ショーの10分や20分なら平気であっても、そうした催眠状態におちいりやすい状態にしてしまうというのが、洗脳する側によくあるパターンです。
実際に、催眠術かどうかはわかりませんが、洗脳されてしまった人気の某お笑い女芸人なども、まずは信じこまされ、外部と遮断され、どんどん洗脳にはまっていったと言われています。
スパイ育成に催眠術が使われるという本当かウソかわからないような話もありますが、催眠術は、催眠療法に代表されるように役に立つように使われるべきでしょう。
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