夏、服を着ていて気になるのが、かいた汗による洋服の変色です。
変色というよりも、汗をかくことによって、服が濡れて、濡れた服の部分が色濃くなって見えます。
ちょっとであればいいのですが、かなり汗をかいてしまうと、服の色が変わって汗をかいた部分がシミみたいになり、誰からみても、ああ汗をかいたなとバレバレの状態になってしまいます。
汗はバレバレ
服の色が一部濃くなっていると、ここに汗をかいたんだなとバレてしまいます。
服にまで、汗がしみこんできているということで、ちょっと敬遠されてしまうなんていうこともあるかもしれません。
もちろん、綿の白い下着などを着ていれば、そこで汗がある程度吸収されるので、その上に着ている服にまで変色してこないと思いますが、最近では下着をきないで、いきなりトレーナーなどを着て、その上にかるく何かを羽織るといった形の着こなしもあります。
すると、汗をかくとトレーナーの一部の色が濃くなってシミみたいに浮き上がってしまいます。
できれば、人に汗をかいているといったことは見せたくありません。
汗で濡れると色が濃くなってみえるのはなぜ?
服は、どんな材質でも濡れると色が濃くなります。
布が濡れても、染料が落ちるのでもなければ、服の色そのものが変わるわけではありません。
つまり、反射している光の種類は変わりません。しかし、反射する量が少なくなっているのです。
光の反射が少ないと、色は濃く見えます。
光を全部反射すると真っ白に見え、全部吸収して反射する光がなくなると物は黒に見えます。
濡れて服の色が濃くなるのは、衣類の表面の線維がデコボコしているせいです。
こうした服表面のデコボコ綿は、光を良く反射しますが、そこに水がしみ込むと、このデコボコがなくなってきますので、反射する光の強さが減り、服の色が濃く見えるようになります。
これは、水は光をよく通し、また光を反射しないためです。
汗をかいても目立たない服の色とは
汗をかいても目立たない服の色は、結論を言ってしまうと、もともと濃い色のものということになります。
白は、光を全部反射しているので、色のついた無地よりも汗は目立ちにくいでしょうが、濡れると透けてしまう可能性があります。
また、汚れが目立ったり、黄ばみやすいといったデメリットもあります。
黒は、もともと光を全部吸収してしまいますので、理屈から言うと目立ちにくいのですが、熱がこもりやすく、汗の塩分で白いシミが残ることが懸念されます。
グレーは意外と目立ちますので注意が必要です。
また無地のものよりも、柄物のほうが目立ちません。
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