ノミュニケーション(飲ミュニケーション)とは、飲み会とコミュニケーションからできた造語で、会社の上司が部下と飲み屋で一杯やりながら、いろいろと話をしてコミュニケーションを図るというものです。


まあ、会社では上司は部下がミスをしたり、好ましくない行動をした場合は叱責する義務があります。
しかし、人間誰でもそうでしょうが、怒られて嬉しい人はいないはずです。


そこで上司は部下の様子をみて、飲み屋に誘い、「まあ、一杯飲めや」といって会社の上司と部下という立場から解放された状況で、部下の悩みを相談したり、会社の愚痴を言ったりするというわけです。


ところが、最近の上司は、「せっかく部下を誘っても、私用がありますのでと断ってくるんだ」という愚痴を言う人が多いとか。
今や、ノミュニケーションなんて言葉は死語になったとも言われています


原因は上司にもある


自分勝手な若者、不景気で会社で出世しても責任が重くなるだけで、それなら、最低限働いて、あとは自分の楽しみのため、自分のために時間を使おうという若者が増えているのも事実でしょう。最近では、「働いたら負け!」なんていう言葉が入ったTシャツがウケていたりしていますが、こういう社会にしてしまった無能な政治家の責任も非常に大きいでしょう。


でも、上司の側にも責任の一端はあります。


●きちんと、部下の愚痴や悩みを真剣に聞いていますか? 自分の武勇伝ばかり話してはいませんか?


●上司から誘っておいて割り勘なんてことしてませんか? 部下は会社の勤務時間以外に、時間を取られたうえ金まで取られるような飲み会に誰が参加しようと思いますか?


●飲み屋を自分の好みで選び、スナックとかに連れて行ったりしてませんか?


こんなことをすれば、部下はついてこなくなります。


私も一度、上司に強く誘われて、お前も少しは遊べといってスナックに連れて行かれたことがあります。
確かに、きれいなお姉さんとかいましたが、はっきりいって、余計なお世話です。


そして会計のときに割り勘で1万円!
はっきりふざけるな!と思いました。


この1万円があれば、買いたかった専門書が買えたのに! なんてことしてくれたんだよ!
それをたった2~3時間で使わせやがって!


はっきりいって、自分が酒が好きだから、スナックが好きだからといって、部下がそうとは限りません!


まあ、社会勉強にはなりましたがw


上司のほうは、部下をスナックに連れて行ってストレス発散させてやったと思ってるでしょうけどwww


アフター・ファイブこそ大切


昔、高田純次さんがテレビCMで5時から男というものをやっていました。


お酒が一滴も飲めない女性が、酒好きが集まる同僚が多い職場となり、「また飲み会こないの? つきあい悪いね」と言われ悩んでいたとき、大学時代の恩師から「他人がお酒を楽しんでいる時間を、あなたはスキルアップに当てるなどして、有効に活用してみるといい」と言われたといいます。


そして、その女性は夜の経理学校に通い、2年かけて簿記と会計を完全マスターし、会社でも一目置かれる存在になり、配属希望もかない、給料もアップしたといいます。


別に、お酒を飲むことを否定しているわけではありません。お酒を飲んでストレスを発散することによって、モチベーションが上がり仕事効率もアップするというのであれば、それはそれで良いことでしょう。でも全ての人がそうとは限りません。お酒に付き合わされることによって、ストレスに感じる人もいるでしょうし、みんなでガヤガヤ騒ぐより、喫茶店で落ち着いて一人で珈琲飲んでるほうが好きという人もいるのです。


アフター・ファイブをどう使おうが人の勝手であって、もし、あなたがお酒が嫌いなのに飲み会につきあわされているというのであれば、この簿記と会計をマスターした女性のことを思い出してもいいのかもしれません。


ノミュニケーションなんていうものは、死語になって当たり前!
自分のストレス発散のために、上司が部下を巻き込んでいるだけであって、そんなことに部下の大切な時間やお金を浪費させるんじゃない!
と思うのであります。


こういうと、上司は、部下の悩みを聞いてあげるためなんだなんて言いますが、それは違うでしょう。
本当に必要で、尊敬されている上司ならば、部下のほうから「あの、悩んでいることがあって、ちょっと相談したいことがあるんですけど、会社ではなんですので、ちょっと一杯つきあってくれませんか?」と誘ってくるものです。


部下だって馬鹿じゃありません。普段からの会社での上司の言動、他の人に対する言動なども常にチェックし、信用に足りる人か、相談するに足りる人かを見ているのです。



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