地震・雷・火事・おやじ
こわいものの代表選手ですが、中でも雷は、地震の次にきているぐらい怖いものです。

雷は、積乱雲の中で、激しい上昇気流が起きて、氷や水滴どうしがその中で激しくぶつかりあって、大きい氷の粒がマイナスに、小さい氷の粒がプラスに帯電します。マイナスに帯電した氷の大きい粒は多いため積乱雲の中の下の方へ移動してきてます。この時、地表はプラスに帯電しています。

そして限界がくると、一瞬にして放電をして巨大な高熱と音を発生させ落雷します。

ラジオで雷を予測できる?

雷は、一種の電気放電になり、放電点から様々な波長の電波を放射していますが、400kHz前後にそれが多いと言われています。
AMラジオを聞いていると、「ガリガリ」と雑音が入ったりすることで、危険を察知することができると言われていますが、最近のラジオは性能が良くなってきていて、雷の雑音があまり入らないように設計されています。

雷を察知しよう! ゴロゴロ鳴っていたらヤバイ!

雷は積乱雲が発達してきて起こるので、積乱雲がもくもくと成長してきているようであれば、数分後には落雷の危険ありと判断すべきである。雷がゴロゴロ聞こえた場合、音が小さく、かすかだからまだ遠くで大丈夫なんて思ったら大間違い。今すぐそこに落雷する危険があります。落雷は雨の降る前に置き、雷雲が消えるまで続くので要注意です。
稲妻は光なのになぜ真っ直ぐに進まない?

よく落雷シーンをみると、光がジグザグに走っているのを見たりします。
テレビの天気予報などを見ていても、落雷したときの稲妻の軌跡が放送されたりしています。
それをみると、けして直線にはなっていません。
ちょっと待てよ! 光って真っ直ぐ進むんじゃなかったのかよ!とツッコミを入れたくなる人もいるでしょう。

実は、光は真っ直ぐに進みますが、電流は真っ直ぐに進むとは限らないのです。
雷は、静電気の電圧が多くなり放電するものですが、一気に地表まで届くわけではありません。途中出消えたしまいますが、またそこで空気が電離してそこから放電して、その繰り返しになります。

空気はもともと電気を通しませんが、帯電してイオン化している部分で火花をちらしながら放電していきます。電気が走る場合、うまく帯電が進んでいたり、湿気が多いところ、つまり抵抗が少ない部分を最短距離として通ろうとする性格がありますので、空気の絶縁状態の弱いところを塗って、ジグザグに進んでいくので、稲妻はジグザグに走ることになります。

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