日本人は、よく単語が全部わかっていて、文法がしっかりして構文がつかめれば、英語は読めるはず!
だから、がむしゃらに単語を覚えて、英文法の練習問題をして、代表的な構文を覚えれば、英語はできるようになる。

●数学脳と英語脳の違いとは

これは、ある意味当たっていますが、ある面はずれています。
英文を精読し、正確に意味を理解するという観点からすると、確か単語を全部知っていて(この場合は、単に意味を知っているというのではなく、前後の文脈から適当な訳語がつけられるということ)、英文法がしっかりして構文が読み取れれば、英語は正確に読むことができます。;

しかし、英語は生き物です。言語です。学習の題材ではありません。
数学脳のように、英文法という公式、構文という解法に、単語という数字をあてはめれば解けるというものではありません。数学ならばその考え方で良いのでしょうが、英語の場合はスピードが要求されます。

受験勉強を経験された方、または中学や高校で英語と数学を勉強し、学校でテストを受けたことがある方ならおわかりかと思いますが、数学は1時間なら1時間という試験時間内に解かなくてはいけない問題数はそんなには多くありません。問題を正確に読み、どのように解いていったらようかを考えて解法を見つけだし、公式を使って数字をあてはめ、計算して解いていくといった手順になりますが、ある程度はじっくり考える時間があります。

しかし、英語は、長文がでてきて、その文章の長さの割りには、試験時間が短いのが普通です。
いかに長文の中から、問題で質問されている内容のことが記載されている箇所をみつけて、正しく回答できるか、また、いかに短時間で長文に書かれていることの内容の大意をつかむことができるかということが大切になってきまう。

「確かに、英文を見て、ええと、この文の主語はと・・・ おっと、これ一番最初に来てるのは主語を就職するための前置詞句だな、これが主語か。
それじゃ、その次にくるのは動詞だけど、これはこの主語に対する動詞かな・・・ 主語が複数系だし、形式上では間違いないな・・・」

こういうふうに、英語を数学的に分解して論理的に考えていけば、すごくしっかりと正確に訳すことができるでしょう。
でも、頭の中でこんなことをやっていると時間がいくらあってもたりません。

会話をするときに、「I love you.」と言われたとき、ええと I は私で主語、つまり君っていうことか。loveは動詞で現在形っていうことは、現在のことを言っているのか。 you って・・・ なんて考えている人は、まさかいませんよね。

つまり、英語の構文や語順に対して、すばやく理解できるように英語に慣れることが大切です。

数学脳が分析脳だとすると、英語は言語なので、つまり習うより慣れよという感じのものです。
言語ですので、文法があって言語ができたのではなく、言語があって後付けでどのルールをまとめたら文法になったというべきなのかもしれません。
とにかく、大意を理解し、英語に慣れていき、英語脳を作っていかなければいけまんせん。

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