鬼嫁こと、元女子プロレスラータレントの北斗晶さんが9月23日、自身のブログで乳がんであることを告白しました。
「今、病院のベッドに居ます。昨日の夕方の生放送を最後に、本格的な闘病生活に入る事になりました」

北斗さんは、毎年秋にマンモグラフィーやエコー検査による乳がん健診を受けていたのだが、右胸に約直径2cm大の腫瘍がみつかり、癌が脇のリンパにも転移していることも明らかにされています。

どうやら進行が異常に早く、1年間で大きくなってしまったようだ。
今年の夏になり、右胸にチリチリする痛みを感じる気がすることから、知り合いの医師に診断してもらったところ、7月7日にがんの陽性反応が出たことが告げられたという。

手術は右乳棒全摘出ということだそうだ。
普通乳癌というと、まずは乳房温存療法が検討される。これは腫瘤を摘出し、あとは放射線療法を行って切除しきれていないがん細胞を攻撃し、再発を防ぐという方法だ。
だいたい乳癌の約6割はこの温存療法が行われます。

乳房の全摘出となると、オーチンクロス法という方法と、ハルステッド法という方法が有名ですが、オーチンクロス法という方法が一般的です。最近では乳房再建術という手術法があり、ある程度元の形に近いところまで乳房を戻すことも可能です。

乳がんにかかりやすい年齢

乳がんになりやすいのは、40~60代の閉経期前後の女性で、発症のピークは50歳代後半になっています。また40歳代のがんでは最多になっています。
まずは乳房の視診にて、乳頭陥凹や乳棒分泌、乳頭や乳輪のびらんなどをみて、触診で乳房にしこり(腫瘤)を確認します。

日本人女性の20人に1人は乳癌になる

乳がんに罹患する女性は年々増加しています。日本人女性の罹患率では胃がんを抜いてトップになっています。

乳がんになりやすい要因は

乳がんになりやすい要因として、食生活の欧米化、晩婚化、遺伝因子などが考えられます。
食生活の欧米化がどうして乳癌のリスクを上げるのかというと、初経が早くなるからで、このことによりエストロゲンに体がさらされる期間が長くなり、乳癌発生のリスクを上げてしまいます。また晩婚化も、初産が遅れたり、出産授乳経験がなかったりすると、エストロゲンにさらされる期間が長くなります。
遺伝については、乳がんの5~10%は遺伝性であると考えられています。

デブは乳癌になりにくい?

WCRF(世界がん研究基金)とAICR(アメリカがん研究所)が世界で最も信頼性の高い報告書とされている『食事,栄養と運動のがんの予防に関する報告書』を出していています。

肥満は、閉経後の女性では乳がん発症リスクを確実に高め、逆に閉経前の女性ではリスクが低くなることがほぼ確実となっています。

デブは乳癌になりにくいというのは、閉経前についてのみ当てはまるといっていいでしょう。

大豆食品は乳癌リスクを下げる?

はっきりとはいえませんが、大豆食品は乳癌発症リスクを下げる可能性が指摘されています。

大豆食品には、大豆イソフラボンが豊富に含まれていて、この大豆イソフラボンは女性ホルモンのエストロゲンと非常によく似た構造をもっていて植物エストロゲンとも呼ばれています。乳癌の多くがエストロゲンの作用で活発に増殖していきますので、本来であれば大豆食品を多くとると乳がん発症リスクを高めてしまうのではないだろうか?という感じがしますが、大豆イソフラボンは乳癌治療薬のタモキシフェンとも似たような構造ししていて、乳がんを予防する効果も期待されています。


実際のところ、どっちやねん!

ということですが、大豆食品をたくさん摂取することで乳がん発症リスクが低くなることが,最近の研究でわかってきました。

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