最近モンスターペアレントなどという言葉がよく使われるようになってきています。
教師を教師と思わず、「あんたなんか教師失格だ!」、「教師をやめる確約書を書け!」、などとただただ感情的にわめきちらす人たち。
何時間も罵声を浴びせ続ける非常識な保護者である。もちろんわめきちらしていることに関して、理不尽な主張をして怒っているだけであります。
昔は悪いことしたら、竹刀で肩を叩かれたり、平手でビンタ食らったり・・・ そんなこと昔なら当たり前であったのだが・・・
いわゆるゴネ得の社会にしてしまっている行政の責任は非常に重い! もっと真剣に考えるべきである。 NHKの受信料、給食費 ・・・  日本国家のモラルハザードを真剣に考えてほしいところです。

真剣に考えなければいけないのは、なにも教育の現場だけではない。お金ほしさや自分のストレス発散のために理不尽な要求や主張を販売店や企業にしてくる輩もいるようです。
医療現場においてさえも、いわゆる「モンスター・ペイシェント」問題が深刻化し、医療従事者たちを疲弊させています。
最近でも、新潟市内の病院の入院患者が、女性看護師4人を約1時間にわたって廊下に土下座させ、病院の業務を妨害したとして逮捕されたという信じられないようなニュースがあった。前後の経緯まではわからないが、いくらなんでもやりすぎであり、病院の業務に支障をきたすのであればもっと早く警察を呼び逮捕させるべきであると思うのであります。

医師不足、医療従事者不足の中、こういった悪い患者は徹底的に法律の力で排除すべきである。ロシアなどでは、酒を飲んで千鳥足で街を歩いているだけで、他人に迷惑をかけるとして豚箱にぶちこまれるという話を聞いたことがある。電車の中で吐いて(明らかに車酔いじゃなくて酒で酔いつぶれて床に吐いて)いても、「お客様、大丈夫ですか?」と聞く日本の法律は甘すぎるのであります。
なんでも法律でしばれ!というのは極論かもしれないが、あまりにもモンスターが増えてくるのであれば、ある程度法律でしばらざるを得ないのではないかと思うのであります。

厚生労働省は、国立病院・療養所向けに出した「医療サービスの向上に関する指針」で、「患者には原則として姓(名)に『さま』を付する」よう求めている。 しかしこんなことするから患者がつけあがり、モンスターに成長していくんじゃないかと思う。 「○○さん」で十分だと思うし、敬称で「○○様」と呼ぶのが医療サービスなのだろうか。 より高い技術をより安価に誠意をもって迅速に提供することが真の医療サービスの向上であって、「さま」をつけて呼ぶことではないでしょう。
これが患者側の権利意識・消費者意識が高め、つけあがらせ、医療関係者に対する暴言や暴力につながり不当なクレームが増加してきている一因ではないかとも思います。
このことは多くの販売店や企業にも共通して言えることであります。

たしかに消費者の権利というのは大切だし、消費者を悪徳業者から守ることや企業の偽装行為を無くすことは非常に重要なことである。しかし、あまりにも過剰に消費者を保護しすぎることは、こうしたモンスターを増やし日本社会をダメにし根本から腐らせていくことにもつながりかねないでしょう。

消費者保護もいいが、過剰すぎると、逆にモンスターを増やすだけという逆効果にもなるのではないかと思う。
この辺のバランスというのは、非常に難しいのでしょう。

 カテゴリ

 タグ