●日本人が英語が苦手な理由は?
よく日本人は英語が苦手だといわれます。
日本語の語順は独特だから、ヨーロッパの言語はみんな単語や文法が似ているし、語順は同じだから英語に近いが、日本語はかなり離れた言語であるからといった理由が考えられます。
さらに音域についても、英語は日本語よりも高音域であり、日本人は高音域に慣れておらず、聞き取りにくい部分があるからということも言われています。
テレビで、外人がしゃべってる英語は全然聞き取れないのに、日本人がしゃべっている英語だと、非常に聞き取りやすくて意味もわかるという人も多いかと思います。
あれは、日本人に聞きとりやすい発音で、しかも日本人の英語は、単語単語で区切って発音しているからではないかと思われます。
●日本人のいけないクセ
日本人は、真面目な人、完璧主義な人が多く、英語を読んでいてわからない単語がでてくると、すごく気持ち悪くなってすぐ辞書を引きます。
しかし多読では、辞書は引くな! わからないところは飛ばす! というルールになっています。
小説でもなんでも、盛り上がっているときに、「あっ! ちょっと待った、今、辞書引くからという度に物語が中断していたのでは、30分ドラマで10回も1分CMを入れられるようなもので、なかなか前に話は展開していきません。結果、辞書を引くのに疲れ、面白い話でも面白くなくなってしまいます。
あまりにもわからない単語が多いと前に進めませんので、あまり辞書を引かなくてもわかるようなレベルの本を選び読むのがお奨めです。
最初は、意味がわからない単語があって気持ち悪かったり、不安を感じたりしますが、慣れてくれば結構読めるものです。
●多読に適したレベルの本の選び方
多読をする英語の本の選び方は、辞書なしでだいたいどのぐらい読めるかということで選ぶと良いでしょう。
もちろん、すべての単語がわかってという必要はありません。ざっと読んで大まかな意味や流れがつかめるのであればよいでしょう。
目安は、1分間で200語程度で読んで内容がだいたい理解できるレベルのものが適しています。
1分間に200語というとやや速いペースかもしれませんが、日常で飛び交う英会話のスピードを考えると、訓練のためにもだいたいこのぐらいのスピードとなるでしょう。
このペースで読むのであれば、単語もほとんどわかるレベルということになります。精読で正確に訳すという力も大切ですが、どんどんと読み込み内容をざっと理解していくスピード力をつけることも大切です。
そして、そのスピード力をつけるには多読が一番ということになります。
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