別に読売テレビをつけると元巨人軍の松井選手がでてきて、変な体操をしているということではありません。
松井? 55・・・ あの巨人軍にいたゴジラこと松井秀喜さん???
いえいえ、松井式555体操というのは、野球のゴジラとは全く関係がありません。
って、当たり前やーん!
松井式555体操は、
ちょっと首がこった、頭が重いといった時に、私たちが何気にやっている首の後ろを手で揉む行為、特に強く揉む行為は非常に危険だと警鐘を鳴らしている、東京脳神経センター理事長であり医学博士の松井孝嘉医師が推奨している首の運動です。
なぜ555なのかというと、この体操でのそれぞれの動作が5秒や5回で済む手軽な内容だからだそうです。
ゴー・ゴー・ゴーと、なんか元気になるようで語呂も良いのでしょう。
別に、郷ひろみのことを意識したわけでもないでしょう。
首を強く揉むことの危険性については、この松井医師は、
首は絶対にもんではいけない! 首は脳の一部、強くもむと不調を引き起こす (講談社の実用BOOK)
で、詳しく述べていて、大きな話題を呼んでいます。
人間の首には、血圧や呼吸、脈拍などといった生命維持のためのあらゆる機能を調節している自律神経が通っていますが、首の後ろから頭の付け根あたりに自律神経のバランスを整えている場所があります。
そこの首の部分は、筋肉は細く、したがってこりやすくもなっています。
だからといって揉めばほぐせるほど単純な問題ではありません。
揉むことによって、負荷がかかり異常になっている筋肉に新たな外傷を与えることになってしまいます。
そうすると自律神経のバランスがうまくとれなくなります。
多くの不調は、自律神経のバランスが崩れることによって起こってくると言われます。
それに加え、首には頸動脈が通っていて、首を強く揉むことによって、これらの欠陥についているプラークや血栓などが剥がれ落ちて、それが脳血管をふさぎ脳梗塞を引き起こすリスクも上がってしまいます。
そうならないために、松井式555体操が注目を浴びています。
詳しくは、この本に記載してあります。
また、ネットで『松井式555体操』などで検索してみてもよいでしょう。
この中から、一番簡単で、一番ベースなもの
長時間ディスクワークしているとき、15分に1回、30秒やるだけでも全然違う方法をご紹介します。
それは、首の後ろの筋肉をゆるめる方法です。
① 椅子に座ったまま行います。
② 両手を頭の後ろで組みます。場所は後頭部と首の境目あたりに当てます。
③ 両手に頭の重みを預けながら、ゆっくりと頭を後ろに倒します。
④ 楽な①で5秒キープしたら元の位置にゆっくり戻します。
⑤ これを5回繰り返します。
首の後ろの筋肉がゆるむことで、首の血行が良くなり、貯まった老廃物がスムーズに流れ、こりがやわらいでいきます。
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