オナラは、意外と多くの人が悩んでいます。『ゆほびか』編集部が、腸に関する悩みを複数回答で1262人にアンケート調査を行った結果、堂々の第一位が、「オナラがたくさん出る」で427名がでていました。さらにオナラが臭いという項目には380名がチェックを入れています。だいたい2人に1人はオナラの悩みを抱えているという計算になります。

男は平気で人前でもプッププップとオナラをする人もみかけますが、女は恥ずかしい、みっともないということでオナラを我慢する人が大半です。しかしこれは腸の健康のことを考えるとあまり良くないことです。

オナラを我慢するクセをつけてしまうと、便秘が悪化し、オナラも悪臭化したりしてしまいます。我慢したオナラに含まれる悪臭ガスが血中に入り、汗や呼気、体臭や口臭として出てきてしまうこともあります。

それじゃオナラの回数を減らしたいということになりますが、そんな都合の良い方法はありません。強いて言うなら腸内環境を良好な状態に戻せば、腸内の異常発酵も収まり、オナラの回数は減ってきますが、これには最低3ヵ月はかかると言われています。

悪玉菌が死ぬときにガスを出し、腸内が悪玉菌が優位な情勢から善玉菌が優性な腸内環境に戻っていく過程で、一時的にオナラが増える場合もあります。

腸内は善玉菌が優位な状態を保つことが大切で、そのために乳酸菌を含んだ整腸薬や乳酸菌サプリメント等を上手に利用すると良いでしょう。

睡眠には寝だめなどという言葉がありますが、オナラはまとめてすることは可能なのでしょうか。これもそんな器用なことはできません。はやり生理作用なので出てしまうものは出てしまいます。むしろ無理やりオナラを我慢するとオナラはますます臭くなり腸内の環境もどんどんと悪化していってしまいます。

オナラを我慢すると、そのオナラは腸内にガスとして溜まっていきます。そうすると腸が膨れて張ってきます。そしてある程度以上まで腸が腫れ上がってくると、腸の神経が麻痺してしまい感覚がわからなくなってしまいます。

そうなると腸は働きが止まり、だんだんガスが溜まってパンパンに膨れた状態にならないと感じなくなってしまいます。つまりオナラを我慢すると、どんどん腸の働きが鈍くなっていってしまいます。

オナラ対策には、乳酸菌や水溶性食物繊維を多く食品を積極的に摂るようにしましょう。発酵食品のヨーグルト、納豆などは、腸内で善玉菌を作るのをサポートしてくれます。また乳酸菌などの善玉菌に元気をあたえるオリゴ糖や乳糖等も有用です。

 カテゴリ

 タグ