潜在能力を100%引き出したい。
病気が完治できたらどんなにいいだろうか?
そんな夢のようなことが実現できたらというのは、人間の基本的な欲求ではないだろうか。

この潜在能力の開発には、右脳を使ったアルファー波を出やすくする訓練とか、瞑想とか、健康になるためには導引術とかヨガとか、本屋さんにいってもこのようなことを書いた本があふれています。逆に言うと、いかに多くの人が悩み、こうした本を読んでいるかということがわかるかと思います。

その中で、共通したものがあります。
それは呼吸です。

「呼吸法」で体と心が劇的に変わる (病気にならない! 太らない! ストレスに強くなる!)

氣の呼吸法―全身に酸素を送り治癒力を高める (幻冬舎文庫)

人間の脳はもちろん、多くの組織は、多くの新鮮な酸素お必要とします。そして多くの酸素を取り入れ、不要となった二酸化炭素などを吐き出す生理作用が呼吸です。人間には欠かせない酸素の供給を担う呼吸、呼吸をきちんと行うことができることは、潜在能力を100%引き出したり、病気を治していくための第一歩になるのです。

★賢い生き方と呼吸法★
よくヨガの勉強等をしていると、「宇宙と一体の意識を常に持って生きること」の大切さが説かれています。
宇宙と一体の意識 を持てば病気を治すこともできるし、運命を好転させることもできます。
  おっおっおう! そんなにいいのか? 
でも宇宙と一体の意識って??? そうですよね。 いきなりこんなこと言われてもわかりません。
どうしたら宇宙と一体になれるのでしょう。心を空っぽにして、空っぽの空間に入ることです。空っぽの空間に入ると鮮明なビジョンを得ることができます。
  って・・・ その空っぽの空間に入るってどんななんだろう・・・
お釈迦さまは”瞑想”することによって、この境地に入られ、悟りを開かれたとされています。そしてその時の瞑想呼吸法が『アナ・パナ・サチ呼吸法』だったと言います。
アナは吸息を表し、バナは吐息を表し、サチは守意(イメージ)を表します。息を止めて、空になる状態に入るのです。

空海もまたこの呼吸法をして悟りを得たとされています。空海は「しゃびょうむい」の大切さを唱えました。「しゃびょうむい」とは心を空にすることで、 心を空にすれば悟ることができると説いたのです。人は元々宇宙と一体で、悟った存在なのです。

でも私たちはそれを知らず、無明の世界に生 きています。無明の世界とは迷いの世界ということです。

というわけで、『アナ・パナ・サチ呼吸法』について、もうちょっとみていきましょう。

●アナ・バナ・サチ呼吸法
*目を閉じ心を落ち着ける。呼吸法している間、意識を目と目の間(印堂のツボ)に向ける
*12秒間かけゆっくりと息を吐く。できるだけ長く吐き切ることが重要
*お尻を締めながら、6秒間で息を吸い込み下腹を膨らませる。
*お尻を締めたまま、下腹をひょうたんのように膨らませて6秒間息を止める。
*この間は何も考えない。
*最後に、お尻を緩めながら息を12秒かけてゆっくりと吐く。
⇒ 長く息を吐いているうちに、ふと意識が変わり、変性意識(トランス状態)を感じる
  すると意識を向けている目と目の間に、紫色の雲が散らばって見える。
  さらにそのまま雲を見つめていると、次第に雲が透明度を増し、突然雲が破れて鮮やかなイメージが浮かんできます。





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