爪というと、よく爪を噛むクセがある人がいます。
爪を噛むことは、ある意味、自分を食べちゃっているわけですから『自傷行為』にあたります。それではどうして爪を噛むのでしょうか。
爪を噛む人は、なんとなく無意識に噛んじゃっていると言ったりします。でも無意識のうちに爪を噛んで傷つけようという命令を脳が送っていることになります。
別に爪を噛むのは子供だけでなく、大人もよく噛んでいる人がいます。
子供の場合ですと、フランストレーション(欲求不満)や、親の愛情不足から寂しくなり自分の爪を噛むということがあるようです。よく弟や妹が生まれて放ったらかしにされた兄や姉に起こることが多いようです。心あたりはないでしょうか?
親に、「私のことも見て!」と自分の存在を認めてもらいたいという思いや欲求不満が、自分の爪を噛むという行為になるそうです。
大人でも爪を噛む人っています。どんな時に噛んでいるのでしょうか。楽しい時や嬉しいときに爪を噛む人はそうそういないと思います。やはり、欲求不満であったり情緒不安定だったり、なんとなくイライラしているときに爪を噛んでいるのではないでしょうか。
勤め人であれば、仕事が上手くいっていないときや、どうしたらいいか書類を前にしてわからなくなっている時、ストレス発散になったり、緊張が和らいだりするものです。大人になっても爪を噛んでいる人は、「自制心」が足らないと言われます。普通は子供の時に爪を噛んでいても、大人になるにつれて噛まなくなるというものなのですが、大人になっても自分をコントロールできないために、自傷行為である爪を噛むという行動に出るらしいのです。

爪を噛んでいると、爪が深爪になったり、場合によっては痛みを伴ったりします。頻繁に爪を噛んでいて深爪の状態が続くと、深爪の状態が通常の条第になってしまいます。本来噛むべきではない爪を噛んでいることは、歯にも悪影響が出て歯並びが悪くなってしまうこともあるようです。
もちろん、深爪の傷口から感染して病気になったりします。
『化膿性爪囲炎(かのうせいそういえん)』といった病名もあり、これは深爪など傷口から黄色葡萄球菌によって発症してしまいます。」

なくて七癖とか、たかが爪を噛むくらいでといっていられないのです。
もちろん衛生的にいいはずがありません。爪の間に挟まっている汚れや菌を、爪を噛むことによって口の中に入れてしまっているのです。

子供の場合ですと、「爪には汚い汚いバイ菌がいっぱいいるんだよ」と言えば、聞きわけのよい子供なら聞いてくれるでしょう。
『バイターストップ』という子供用の爪噛み防止グッズが販売されているようです。
大人の場合は、爪にマニュキュアを塗るという方法もあるみたいです。


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