みのさんの朝ズバ降板、阪急阪神ホールディングスの一連の食材景表法違反
みのさんも社長辞任も、やめたくはなかったが、世間の『風潮』がそれを許してくれず、辞任にいたった感じがします。

『風潮』といえば、私は見ていないのですが、「クロコーチ」というドラマで剛力彩芽さんが「捜査情報を教えてくれないと、お漏らし場面をメールしちゃうよ」と長瀬に脅される場面もあり、これを「セクハラ、パワハラ」だとする抗議があったようです。

こんなものはドラマの中でのジョークの話であり、いちいちテレビ局にクレームを出すほどのものじゃないだろうと思ってしまいます。
軽いジョークととる余裕が無くなっているような気がします。
みのさんが、ちょっと女性アナの腰に手を置いただけでセクハラ扱いされたり、上司がちょっと部下に注意すると「パワハラ」、学校で先生が悪いことをした生徒をちょっとどついただけで「暴力教師」。
昔は、ドリフのコントでは、パイ投げしたり、ちょっとだけよとエロいギャグをやったり、平気で頭を叩いたり、頭上にたらいを落としたり、子供のころ大笑いしたものである。少年の漫画も今よりもHはシーン満載の漫画がいっぱいあったものです。
今では、ドリフみたいなことをやったらクレームの嵐でしょう。漫画はちょっとでもエロいシーンがあるとダメで、はだしのゲンみたいなものまで残酷シーンがダメといった具合で、すべて子供が接するものから、くさいものにフタをするように情報をシャットアウトしてしまっている。
ドリフを見て笑って育ってきた世代の人間が、子供にはそれを禁止する。これこそひどいような気がする。
自分たちは面白い思いをしてきて、それを子供達からうばっているわけです。
これには、時代の流れで、ゲームと現実との区別が付かなくなって、平気で人を殺したり、傷つけたりするといった事件が相次いだことから、規制強化になった原因の一端はあると思います。

でもこれからの閉塞した社会、少しぐらいのジョークは大目にみるくらいのゆとりが欲しいような気がします。
閉塞しているときに、なんでもかんでも禁止したり、すぐに「セクハラ」「パワハラ」「暴力教師」と騒いでいたら、やわな人間しか育たなくなるし、人間関係がジョークもいえない間柄になりギクシャクしてしまいます。

何事も、ほどよい案配というのは、難しいのかもしれません。

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