暑い日が続いていて、体がだるくエアコンを入れないと、動くのも嫌だというような感じです。
体にこもった熱を取るために、シャワーで水を浴びたりして体を冷やしています。

日本列島では、一昔前だと30℃というと暑いというイメージがありましたが、最近では35℃と聞いても驚かなくなってきました。40℃をうかがうような気温も気象庁から発表されています。

一般に人間の体温は36℃前後といわれますが、どのくらいの気温まで耐えられるのでしょうか。
外を歩いていると35℃でもヘトヘトで10分も歩いてられない。2~3分歩くとタラタラと汗が額から落ちてくるという経験はあるかと思います。

ところが、サウナに入ったことがある人なら体感してると思いますが、10分くらい平気で入っていられたりします。サウナの中というのは、90~100℃くらいになっています。

空気の熱容量・熱伝導率が小さいので、ヤケドはしませんが、汗をかいて体温調整が行われるため、サウナ内の気温より体温はかなり低く抑えることができます。

よく、日本の夏は、湿度が高くジメジメしているので、非常に暑く感じると言われています。気温が高いところでも湿度が低いと、比較的過ごしやすかったりします。

通常では、哺乳類の細胞は50℃を過ぎると、蛋白質が凝縮を起こしてしまいますが、空気が感想していれば、
短時間ならもつそうです。

2013年7月18日現在、日本での今までの最高気温というのは、2007年8月16日に観測された埼玉県熊谷市、岐阜県多治見市の40.9℃になっています。

さあ、ここで問題です。
日本最高気温の歴代第3位は、1933年7月25日に観察されています。
2007年に熊谷と多治見に記録を破られるまでずっと70年以上にわたり1位だったことになりますが、それは次のうちどこでしょうか?

①山形   ②館林   ③大阪


答えの前に、歴代最高気温を見て見ると、ベスト20に九州・沖縄が入っていません。
これは私もびっくりしました。

それでは、問題の答えですが、実は①の山形なんです。
フェーン現象によって、高温になったということです。

歴代最高気温は、http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/view/rankall.php

フェーン現象で比較的北の方に位置する都市で高温になっているということはわかっていましたが、最高気温のベスト20に、九州・沖縄が入っていないのは、少し意外な感じです。
人間は皮膚の表面に温度を感じる受容体があり、温覚を感じる温点、冷覚を感じる冷点によって温度を感じています。
この温点・冷点ですが、一般に43℃以上になったり、17℃以下になると、痛覚受容体が働いて痛いと感じるようになります。
冬、雪国で雪の中を長時間歩くと体が痛くなってきたり、お湯をこぼして熱いというより痛いと感じたりするのもこのためです。

アスファルトの上の日なたを歩いたりすると、気象庁で発表されている気温より暑くなっているので、40℃とかの発表があると、もしかしたら、“痛い”と感じることがあるかもしれません。

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