よく痛み止めは体に良くないからといって、頭痛や生理痛がつらいのに、我慢している人がいます。

我慢できるのであれば、それでもいいのかもしれませんが、痛みが気になって、仕事や勉強に集中できなかったり、効率が落ちてしまったりしては問題です。

痛みは我慢しないほうが良い


痛みを我慢していると、日常生活を快適にすごすことができなくなってしまいます。
生理痛の痛みがひどくて、痛みを我慢するために寝込んでしまい、仕事が遅れてしまったという事態になるかもしれません。

実は、痛みを我慢することのデメリットは、日常生活を快適にすごせないというだけではないのです。
頭痛などの痛みを我慢していると、 「アロディニア」といって、普通は痛みを感じない程度の刺激でも、痛みを感じてしまうという現象が起こることがあるのです。
例えば、髪の毛をなでられただけなのに、ピリピリするといった症状が出てきてしまうことがあるのです。

市販薬ではなく、受診したほうが良い場合


痛みの中には、市販薬でケアするのではなく、受診したほうが良い場合があります。
ひと言で言ってしまえば、いつもと違った痛みの場合は、受診をしたほうが良いかもしれません。

痛みがいつもと違って、月経後もお腹が痛い、月経が10日以上も続いている、月経血が多い、痛みが月経のたびにひどくなる、夜目が覚めるほどの痛い、痛み止めの服用をやめると再び痛くなるといった場合は、市販薬は受診するまでのつなぎと考え、しっかりと受診することをお奨めします。

基本的に、いつもの頭痛や生理痛の場合に使う痛み止めは、頓服であり、痛みの症状があるときのみ服用するものです。

痛み止めを飲むときに注意したいサプリメント



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最近ではいろいろなサプリメントが販売されていますが、痛み止めと相性が悪いサプリメント、つまり痛み止めを飲んでいるときは、控えたほうが良いサプリメントがあるので注意します。

注意したいものとしては、ウコン、イチョウ葉、EPA、納豆キナーゼなどです。

理由は、痛み止めの薬の有効成分には、鎮痛解熱剤が配合されていますが、これらには血小板凝集抑制作用があるものが数多くあります。

平たくいえば、血が固まりにくくなる作用があります。ウコン、イチョウ葉、EPA、納豆キナーゼなどは同様に血液を固まりにくくする作用がありますので、痛み止めと一緒に飲むのは避けたほうが良いでしょう。

サプリメントではなく、普通の食事で気をつけたい点


また、痛み止めを飲んでいるときに避けたいものとして、トウガラシなどの刺激物質、それにアルコールです。
鎮痛解熱剤は、胃腸粘膜を刺激しますので、同様に胃腸粘膜を刺激するトウガラシやアルコールの摂取は控えるようにしましょう。





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